セルフメンテナンス

マンションの換気

気密性の高いマンションは、換気をまめに行うことが重要だと言われています。閉めきった室内にはカビや結露が発生しやすく、ダニも繁殖しやすい為、定期的に換気を行い、部屋に湿気がこもらないように気をつけましょう。

マンションの換気

換気のススメ

[新築マンションの換気]

築2~3年の間は特にまめな換気を

新築マンションは、コンクリート内部に残る水分が抜けきるまで2~3年かかると言われています。 この間湿気が多くなり、結露しやすい傾向がある為まめに換気を心掛け、天気の良い日には押入れやクローゼットの扉を開放し、 窓と換気口(給気口)を開けて部屋の隅々まで風通しを良くし、室内全体に風が回るように心掛けましょう。
※換気口(給気口)を家具等でふさがないようにご注意下さい。

[トイレ・浴室は換気扇を活用]

24時間常時換気設定を行って下さい

窓が少なく、水分の多いトイレや浴室は結露が発生しやすい為、常時換気扇を回しましょう。 また、トイレの便器のフタを開けたままにしておくと、便器内の水分によってカビが発生することもありますので、ご注意下さい。

注意!
お部屋全体を換気する為に、リビングルームや各居室の扉、玄関扉を開放すると、通気の勢いで扉が急に閉まることがあります。挟まれて思わぬケガをしたり、扉及び家具の破損も引き起こす場合がありますので、換気時の扉の開放には十分お気を付け下さい。

ダニ対策にも有効な換気

ダニは高温多湿を好む為、気密性の高いマンションはダニが産卵・繁殖しやすい環境にあります。掃除と共に、多湿にならないように常に換気を心掛けましょう。

24時間換気システムとは
建築基準法で定められている換気回数0.5回/h(※)以上の機能を持つ機械換気設備と有効なドアのアンダーカットを設けてあります。 換気口(給気口)を開け、24 時間換気設定を行って下さい(その際、窓や扉を開ける必要はありません)。

※換気回数0.5 回/hとは、1 時間あたり、部屋の空気が半分入れ替わることを言います。

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結露対策のポイント

結露は空気中にある水分が急激に冷やされることによって、水滴となる現象を言います。マンションでは冬の暖房時にお部屋の中の暖められた空気が、 温度差のある冷たい壁や窓ガラス等に触れ、冷やされることで結露が発生します。
ここでは結露対策のポイントと注意点をご紹介します。

結露対策のポイント

換気扇・換気口を徹底活用

キッチンや浴室等からは湿気が発生します。換気口を開けたり、キッチンや浴室、トイレの換気扇を常時回すのも一つの対策となります。常に空気を入れ換える方法を考えましょう。

押入れ、クローゼットの換気にも目を

天気の良い日こそ、普段はあまり目が行き届かない場所の換気を心掛けましょう。押入れやクローゼット扉を開け放ち、中と外の空気を入れ換えることが大切です。湿気が多い為、締め切られたままだと水蒸気が滞留し、室温が低下した時に結露が発生しますので、目が向かない所だけに、ご注意下さい。

エアコンや加湿器の使用は結露の一因

加湿器はもちろん、エアコンも結露の原因となることをご存知ですか?エアコンを止め、部屋の温度が下がると、空気中の水蒸気が壁や窓際で冷やされ、水滴となって表面結露を引き起こすのです。エアコンを止めた後、しばらく換気扇を回すことが結露防止の対策となります。

洗濯物の屋内干しにご注意を

洗濯物の屋内干しは、乾く時に放出される水分が結露の原因になります。なるべく屋外に干すことを心掛けましょう。やむを得ず、屋内干しをする場合には、換気扇を回すことを心掛けて下さい。

結露対策に風の通り道を
壁際に接して家具やピアノ等を置くと、知らず知らずのうちに結露が発生していることもあります。5~10cm 程度壁面から離して置き、風の通り道を作っておくと、結露しにくくなります。

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